いや~ 土曜日の仕事は朝が凄かったっす。
木金曜日の患者さん3人に、一人新しく夜の間に入ってきた患者さんの受け持ち。
うちのフロアーでは先月末からベッドサイドレポートをし始めた。 はっきり云って皆嫌い。 何でかって云うと、時間が掛かり過ぎ~!!!!! 7時からのレポート、終わるのは8時頃。良い時は7時40分とか。 でもまだチャートを終わらせてなかったら又時間が掛かる。 この新しいレポートシステムが始まってから7時半ー7時40分台にクロックアウトしたのなんて皆無っす。 唯一楽なシフトチェンは同じ夜勤が戻ってくる日だけ。
フロアーのディレクターがプッシュしたのか立候補したのかしらないけど、病院の中でうちのフロアーが最初にこのベッドサイドレポートをし始める羽目に。
今までの勤務のRNがやり残したタスクをこのベッドサイドで確認して、去る前にやってもらうって目的と何時もシフトチェンジの時になり続けるコールライトを少なくするって目的等々色々とあるんだけど。 はっきり云って超面倒! タスクをやり終わらせるって言ったって、やらない人間はやる訳がないのは変わらない。
机の上だとチャートチェックに朝のLabsやVS(Vital Signs)だのチェックしながらレポートが受けられるのに、ベッドサイドだと、片手にLaptopを持ち、利き手でモニターを動かしながら、紙にレポートを記入しなければいけない。腕が3-4本あると思ってんのかよ~お前ら!
よってマネージメントは、ベットサイドではタスクリストのチェックとオーダーのチェックだけ行え、他は自分で机に戻った後に行え。 じゃあ、そのタスクリストに出てこない必要な事をシフトチェンの後にチェックして気がついたら? 自分が悪い。 全くフロアーRNの事を配慮していない。 病室にそれぞれコンピューターがあるなんてそんな金持ちの病棟・病院ではないうちら、半分使えなかったりするLaptopsを充電が足りずに持ち歩き、マネージメントがこれが良いあれが良いとか、全くフロアーRNの事を考慮せず、新しい事だのやり方だのを云ってくるのには憤慨。
患者の為だとか、お金をいかに使わずに、よりいっそう削減して、でも同じ&もっと良い看護をしろて如何云う事よ?! 時間内に仕事を終わらせろ、終わらないとフロアーの予算に響き、フロアーの予算からお金が出て行くことになる。 数回時間内に終わらせない事があれば呼び出しだとか。 ふざけるのもいい加減にしろ~! で、終いには
“これからはMicroーmanagementになるから”
オイオイ、今まで以上にMicro-managementになるって云うのか? 他のフロアーは全然忙しくも無いのに、予算は沢山あって、ペンだのなんだの沢山ありふれてるのに、超忙しいうちのフロアーには患者に入院中使ってもらえるペンなんて皆無、もしペンが必要ならRNの自分達の懐から出てくる始末のケチさ。
Voice your opinionsとか偉そうに云ってくるけど、全然聞いた験しが無いじゃないか!
ふざけてる...
話は元に戻る。
RNにも人それぞれ。 一緒に働いて超嬉しい族、別に関係ない族、できれば働きたくない族、絶対に嫌な族。 これは日勤・夜勤に共通している。
夜勤で数人いる絶対に嫌な族の一人N。 新しい患者の担当をしていた。
患者MはHD(Hemodialysis)患者で、金曜日にOutpatient HD CenterでスケジュールのHDを受ける時にCatheterのMalfunctionで出来ずに入院してきた。 チャートには英語が出来ると記入されているが、Nのレポートではスペイン語のみ。 患者のHistoryにCAD, CABG w/stent, CHF w/EF35%, DM, Seizures, etc. で、明け方にCP(Chest Pain)を訴えたので、EKG, Troponin, CKMB。 EKGはアブノーマルだが、他のCardiac enzymesはNegative. でもK+が6と高い。 CPは多分K+が原因。 で、Nが5時40分にFentanyl 25mcgを痛み止めにあげた。 7時40分頃のサイドレポート。 患者M、名前を呼んでも起きない。 揺さぶっても起きない。 Sternum rubsを何回かした後にうっすら目を開けて“う~”と云うのみ。
Nは “大丈夫、揺さぶれば起きるから” Nが数回揺さぶっても起きない、大きな声と揺さぶりと痛みを与えて目を開ける状態。 Nは別に心配のしの字も無い。 シフトチェンジで自分には関係無いから。 で、CPを訴える前は起きて話をしていた、通訳を数回呼んで話をしたとか云うが、患者のHistoryだの、何だのと24時間以内に終えておかなくてはいけないチャートがあるんだけど、それには手をつけていない。
通訳呼んでおいて何で終わらせないんだよ!こんな患者の状況で私が終わらせる事は不可能。 HDのRNがCathetersにTPAを入れて、もしそれで使えるようになればHDを。できなければIR(Interventional Radiology)でCatheterの交換。 丁度シフトチェンの時にHDのRNが来てTPAを挿入していたから、レポートを終えた後、HDで聞いてみたら、やっぱり無理でIRへ行く事に。
で、移植患者に朝の薬をあげた後(やっておいて良かった)、患者Mに戻り再チェック。 しかし、応答が全然無し。採血のオーダーが6時半に出ていたのにNは無視して私回しだったので、IRに行く前にPT/INRのチェックをしなければいけないので採血をしても、ビクともしない。Fentanylの後、約3時間経過するって言うのに、Sternum rubsでもなかなか目を開けてくれなかったり、腕を上げて手を離すと、全く力なしにボットって落ちる。 VSはStableなんだけど、何か嫌な予感が消えない。 Narcanを与えるべきかどうか...
この日は一緒に働いていた2人がベテランさんと1人フロートだったので、全然安心の日だったのが幸い。 同じ頃に働き始めたJにセカンドオピニオンを聞き、やっぱりNarcanを与えた方が良いかもと同意して、Dr.Pに電話。
Dr.Pは若いんだけど、静かでいつもRNの云う事を聞いてくれる。 Dr.Pも3時間過ぎてるのに、そんな状態ではおかしいからNarcanをあげて良いと(Narcanのオーダーが無かった為)、フロアーにも直行くようにすると。
でオーダーを貰ったあと、Renalの医者Dr.Cが現れたので、事情を説明。 Dr.Cはとってもミリタリーで、皆嫌うんだけど、なぜか何時も私には優しい。 黒白はっきりしてるので、灰色を尽く嫌うDr.C。 自分は正しいって感じなんだけど、ベッドサイドマナーは悪い訳ではない。 機嫌を損ねたら最後ってDr.Cなんだけど。
患者にNarcanをあげた数分後、患者は動き出したのでホッと一息。 しかし、Narcanの後の患者って始末が悪い!
腕を振り回し、喚き始め、何を云ってんだか解らないのもプラスしてくる。 丁度スペイン語を話す子Fが居たので、助けてもらい、 トイレに行くって喚いてるんだけど、そんなトイレに座っていられる状況じゃない。 患者は何処に居るのかも解らない、何が起こってるのかも解らない状態。 唯一自分の名前は言える。 IRに行くのにConsentがこれでは出来ないので、Fに頼み、家族に電話してもらい、病院に来るようにと電話で常に連絡が出来るようにと指示。 ベットパンを使っても動きまくるから意味無し。 左足膝下切断されているので歩くっていったって出来ない。幸いBedside Commodeがあった上に、患者さんは小さいので私一人でも動かせた事も良かったんだけど、それでも軽いって訳じゃないんだよ。 Commodeに座らせた後、“水をくれ、水をくれ”って云うから、水は今は飲めないって云っても、“水をかけろ水をかけろ” 何回か理由を聞いた後、お尻に水をかけると便が出て来易いと。 うんちができなくって苦しいのと痛いのと、腕が痛いと云いながら動きまくり続ける。 危ないからFと私が付きっ切りで何回か水をかけた後、
“詰まって出てこない!”
お尻をさわってみたら、案の定、超硬いウンチが2cmぐらい出ているが、それ以上出て来ない。 とりあえず、出ているのを取り、又水をかけても全然。 ベッドに戻ると。 ベッドに戻し、そんな中、再度ページして現れたDr.Pがベッド再度に。 又アセスメントで誕生日は何時かとか、何処に居るのか聞けば、病院と答えたので、A&Oは元に戻りつつあるのでホッと一息。
ベッドに横になっている間に指でチェックしたら、超硬くって、取り出すなんて不可能! Dr.Pは何でも必要なBC(Bowel Care)あげて良いよと云うので、フロアーにあるFleet enemaを入れたら、患者Mは引っかいてる~!とか云うし、引っかいてないよ~
Fが爪は使ってないよ、薬を今入れたからね~とか云っても駄目。 そんな中IRからの連絡で患者を取りに来るとメッセージを受ける。 5分ぐらい経ってからチェックしたらちょっとはやわらかくなってるので、取れるだけのものを取り出し、指先に触る程度の場所にあるのはまだ硬め。 押して~って云っても押せない! 苦しい! 動きまくる腕を降りまくる... Fに患者を見てもらっている間、外に出て患者を移動させるのに必要なチャートに紙を印刷し、IRに連絡。 これはSuppositoryしかないが、IRはあげるなと。 でもこの状態を把握してないIR。 ようやくあげても良いが、患者は立てないからねと。
そうこうしている間にFが私を呼ぶので、行くと...
なんと、約6cmx4cm程の蜂の巣の様な塊が!!!
こんな物が出てくるなんて~! なんでも、私が部屋の外に居る間に患者がFに、なんで自分でStimulateできないんだって聞いたらしく、Fが良いんじゃない?って云ってゴソゴソ自分でしてちょっとしてからの出来事だったらしい。
いや~ 患者さん、やっと落ち着いて横になってくれてる。 なんか小さな赤子がお尻から出てきたって感じよ~
そりゃあ疲れるがな。
で、綺麗にしている時にTransporterが現れ、IRへ移動。 移動したのが11時。 この8時過ぎから11時まで、この患者に付きっ切り。
他の患者への薬は同僚のMがあげてくれていたのでホッと一息。
こんな朝だったので、あっという間に1時過ぎで、同僚のJがレポートして良い?って言ってくるから、朝の休みのレポートかと思いきや、お昼じゃないか~!
IRに送った患者さん、HDがその後直に引き受けるって云うので時間があったので、その間夜勤がやり忘れ送らなかったC diffのサンプルを送り患者の退院前に痛み止めが欲しいだの仕事を休んだ医者からの紙が必要だとかを対処して、患者を退院させ、フロートのお昼中のレポートを受けたので、その患者の手当てだの何だの、してたら時間はあっという間に過ぎていく。
HDが患者を受け取った後、3時間半やるっていうから余裕でちょっとは楽かな~と思いきや、Thrombosisがある可能性が大とかで又IRへ行くかフロアーに戻ってくるか。 IRで又Fentanylを貰った患者、もちHDではResponsiveでは無いが、それは経験済みの私。 HDのRN LはThrombosisかもしれない、Responsiveでは無い、もしかしたらCVAになるかも知れないとかでNeuro Checkし続け~ なんで医者はThrombosisの可能性があるってわかってんのに薬をあげないでHDに送ってくるんだ~ブツブツ。 結局HDは出来ずにIRに逆戻り。 TNKaseをIRが与えてもう一回チェックしてから又HDだって。
この間患者はずっとNPO。 DMだから、BS(Blood sugar)チェックはQ4HでチェックをHDがして100とかで大丈夫だったからまだ良かったけど。
やっと昼を食べようとJにレポートして、丁度時間帯の薬を患者2人にあげ終えようとしている時、 今度はフロートDの患者の一人がトイレの前で倒れると云う出来事が発生。
MとDが駆けつけて行き、その後私が行こうとすれば電話がなるので、誰も取る人間が居ない=私が出る。 倒れた患者には2人付いているので大丈夫だが、患者はトイレにDが連れて行き、助けを呼ぶ紐を渡してその場を去ったちょっと後だったらしいが、患者は自分で立ってベッドに戻ろうとして、IVラインに足を取られたのか、バランスを崩して倒れたのか定かではない。 患者は頭は打っていないとは云えども、云っている言葉が英語と何だか訳のわからない言葉の混ざり。 英語を完全に理解している様には思えない。 でもDに患者は英語が完全に解っているのかと聞けば、患者さん、
“解ってるわよ!”と怒鳴る。 しかし、家族から後で言われたのは、患者さん、英語は完璧に理解していないと。
ナバホ語を英語と混ぜて喋っていた患者。 解る単語は英語で、知らない単語はナバホ語で。
患者は助けを呼んでも誰も来なかった、何でこんな仕打ちを受けなくてはいけないんだ~と。 助けを呼ぶってドアしまってんのに聞こえるわけがないでしょ~ だから紐を引けって手に持たせたのに~とD。 可哀想に... フロートしてる所で患者が倒れるって最悪。 倒れる自体が最悪なのに、知らないフロアーで起きる事件程嫌な事はない。
こんな事があって結局昼飯を取れたのは5時過ぎ。 まさに昼飯ではなく夕飯。
昼(夜)飯を終え戻れば、患者Mが帰ってきていた。 又Responsiveでは余り無い。しかし、朝の経験からこれは既に解っていたので、Catheter siteをチェック(出血してないかどうか)し、朝よりはResponsiveしてニッコリしてくれていたので、HDに電話をして患者を何時受け付けるのかを聞けば、今大丈夫と云う。 その数分後、HDのRNが連絡してきて、この患者、VREって知ってる?って云ってくるじゃないか! え? チャートにはContact Precautionsが出てきていない。 過去のチャートを出して見れば、数ヶ月前にVRE(+)Urineってあるじゃないか~! まあ、患者さんAnuricに近いOliguricなので居る間におしっこしてなかったけど。 で、患者を個室に動かすか、ルームメイトを空き部屋に移すかでJに任せ、その間、他の患者のあーだこーだの始末。 結局患者を別のPodの空き個室に移す事にして、患者がHDに行くまでは管理し、夜勤のRNにレポートをする事に。
全て終えてクロックアウトしたのは8時過ぎ。
忙しい日はあっという間に時間が過ぎるから良いんだけど、これが大変な患者数人を看護していると最悪な状態なんだよね。 でも今回は比較的楽な患者達で良かったっす。