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アリゾナで看護師してま~す


by aznurse
人は自分の末期が近づいてくると察しするって云うけれど…008.gif

金曜日の夜、シフトチェンジした後の事。 患者の1人(私は担当ではなかったが)がコールライトを鳴らしたので、他の皆(夜勤)が応答しない為、部屋に入ると、患者さん、ベットから出ようとしている。 

70代の患者さんで、いろんな管が付いている為、患者さんに、何か手伝う事が無いか、何をして欲しいのか聞くと、

“死ぬんだ。今日死ぬんだ。”

005.gif“いや、そんな事は無いから、ほら、ベッドにちゃんと入りましょうね。 何か夢でも見ていたんですか?”

“あ~ そうかもしれない。”

何か、ちょっと違う。 なんか良い気がしない。025.gif 心臓・肺は危険性を伴うようには聞こえない。 でも、なんかが変わった。

で、夜勤の患者担当に、この事を告げ、患者さんを注意深く看ておくように云って仕事場を去った。


翌日、仕事に戻ると、CNAの子が、

“昨夜の患者さん、あの後、少ししてICUに送ったんだよ。”

“え~! どうしたの?”

その患者担当の看護師:“トイレに行くって云うから、立たせてみたら、いきなり意識失いかけて、血圧は40台で、血を吐いたのよ。”

“マジ~?” 危ないかもとは察したものの、まさか、その後直ぐとは。

10分もせずにICU行きで、Intubateされたそう。

でも、患者さんの“死ぬんだ”はやっぱり、何かを察していたんでしょうね。 その後、患者さんがどうなったのかは解りませんが、Codeは無かったので、一応大丈夫なんだとは思いますが。
# by aznurse | 2010-11-13 21:00 | 仕事

又してもHUS役


今日のHUS仕事は先週と比べて楽だった。 先週は電話機を置く暇もなく鳴りぱなしのオーダー入れまくりので、本当にHUSかぁ~この仕事って感じだったんだけど。 今日はちょっとのんびりめで、昼もちょっと嵐の前の静けさの時に素早くランチしてくるね~と抜け出した私。 Light Dutyの時って、RNのライセンス持ってるからってあれだこれだしてくれても良いじゃんって思われてるけど、Liabilityにつながるから患者の部屋には足を運ばない、RNの仕事はRNにやらせるで本当にHUS役してます。 でもHUSでも学ぶ事は沢山。 ますますベテランさんのHUSさん達には感謝感謝です。

早い所このキャストを取って欲しい~。 でも又RNで戻る最初の日が恐ろしいかも。 来年の終わりにはRNとして仕事再開してるのかしら?
# by aznurse | 2008-12-24 20:30 | 仕事

休日勤務金が~


ちょっと~、せっかく楽しみにしていた明日の感謝祭の仕事勤務ができなくなった。 それというのも不法入国者のお陰! 無免許、無証明書、無保険、その上、乗っていた車は別のヒスパニックの物で、こいつも不法入国者じゃないの~? 高速をいきなり後ろ向きに横切って走ってきた車を避けきれずに。。。 

後ろに居た子供達は無事だったから良かったものの、明日の休日勤務で出るお金を楽しみにしていた私は、車は壊され、子供達は学校に行けない、手は痛い、不法入国者にはとことん頭に切れ怒りまくりの心の中を子供達には隠しながらで、 最悪。

何でどうやって後ろ向きに高速度で3斜線を横切って来るんだよ~! メキシコに帰れ~! お前達の為に税金払ってんじゃないんだ~! お前達の為に何で私達が被害を被らなければいけないだ~! 
# by aznurse | 2008-11-26 16:00 | 事故

うなずけない

今朝ICUで肝臓待ちの患者Tが亡くなった事を知った。 彼女はまだ20代後半で2人の小さい子供がいた。 旦那さんもまだ若いんだけど、しっかりしていて毎日病室に来て色々な世話をしていた。 Tはまだとても小さい子供の時にLiver Failureになり肝臓移植を1度していてその肝臓が悪くなり、また移植が必要となって、去年末ぐらいから入退院を繰り返していた。 何回か受け持ちをした事もあったし、同じ年代の子供もいる事もあったしとっても悲しい出来事。 一生懸命頑張っていたのに最後はICUでIntubationされていたそう。 Dr.Kに聞いたらDr.Rがその時居たらしいんだけどやっぱり辛かったそう。 HepatologyのDoctorsは皆好い人ばかりでいつも友達の様にせっするし患者にも優しい。もし患者が看護師に酷い事を言うような時は看護師の後ろに立ってくれて患者に言い返し患者が間違っている事を指摘する。 

でも彼女みたいにDrugもやらない酒もやらない一生懸命生きようってしている人が移植待ちで亡くなり、Drugをやり続けたり酒も飲み続けたりする人達が移植を受け生きている事に許せない。 この前も肝臓移植された一人の患者を受け持った時に彼が移植される前にDrugをやっていた事が発見できずに新しい肝臓をもらった後にその事が判明した。 臓器移植って言ってもあれば誰にでも移植できる訳ではないけれど、自分の身をあまり深刻に扱わずに移植を待っている人間は絶対にWaiting Listに入れるべきでは無いと思う。 Tみたいにまだぜんぜん小さい子供がいて(大きくなった時にはお母さんの事を覚えてないだろう)一生懸命毎日を生きてきた人間が恵まれずに、してはいけないって事をしながら生きている人間がチャンスを与えられるのには納得がいかない。 

それでも人生とは不利なもので良くても悪くても物事は何かしらの理由があって起こるもの。 辛くても悲しくても残った人間は生きていかなければいけない。 誰かが死んでくれるから他の人がその臓器をもらい生きるチャンスを与えられる。 でも与えられる人間の家族としては愛する者の臓器を受けた人はその人の分まで長く生きて欲しいと願う。 そんな中で命という重みを安易に考え新たなチャンスを受けたのに無駄にする人間達。 

看護する側からはどんな患者も同じに扱う。 でも納得がいかないのは看護師だけではない。医師達もTが亡くなった後肝臓移植を受ける事になった患者がいてその肝臓がもしマッチだったらって… 

少なくてもTは今安らかで痛みと戦っていない事と願うばかり…
# by aznurse | 2008-09-14 20:33 | 仕事